【アラサー社会人女の日常とか】オルゴール扇風機

26歳アラサーの日々とか、気持ちの整理とか色々書いていきたい。

仕事を辞めることにした。

色々やらなきゃ。今日は人との予定もない休日だし、転職したいならパソコン開いて、家事も溜まってるし動かなきゃ。気持ちだけはあるのに全然動けず、スマホをダラダラ眺めていた日曜日だった。

 

私には推している、とあるグループがいる。そのグループのリーダーを泣かせようという企画で、メンバー1人1人がスライドショー形式でリーダーへの想いを伝えていく。何度も見たことある動画だった。その動画の中でメンバーの1人が言った。

「君との出会いで、僕の人生は大きく変わりました。(中略)君のおかげでいろんな世界を知れました。君のおかげで毎朝起きるのが楽しみです。」

それを聞いてボロボロと涙が出てきた。過去にその動画を見た時も、素敵な言葉だと思ったし、毎朝起きるのが楽しみって言えることがすごいなと、単純に思った。でも泣くことはなかった。ただ、理由はわからないがその日の私はボロボロに泣いた。号泣までした。

その後、別の人の動画を見て、そんなに泣くような内容じゃないものを見てても、その日は涙が止まらなかった。

 

今まで何度も仕事を辞めようと思ったことはある。今の職場は勤めてちょうど4年になるが、なんなら1年経ったくらいからぼんやりと辞めたいなあ、といつも思っていた。昨年の今頃は仕事が忙しく、それに伴う職場での対人ストレスも凄まじく、今の比じゃないくらい精神的にも疲れていたし、仕事を辞めたかったはずなのに辞めなかった。

いずれにせよ転職はするつもりだったし、次が決まったらやめようと思っていた。

 

でも現実はそうはいかなかった。号泣したその日「もういいかな。」と唐突に思ったのだ。なんとか保っていた細い糸がぷつんと切れたような感覚だった。なぜその日だったのかはわからない。疲れていただけなのか、思いつきなのか、そう言われたらそこまでかもしれない。でも私の中で糸が切れたのは確かだった。

 

翌日の仕事中は辞めるかどうするか、そのことばかり考えていた。業務改善等について話し合う、部内の定期ミーティングがちょうどその日にあったが、まあ私辞めるかもしれんしな。という気持ちでずっと参加していた。

帰宅後、両親に電話して、仕事を辞めようと思っていることを伝えた。誰かに背中を押して欲しい気持ちから、電話したのかも知れない。母は、次を決めずに辞めることに少し驚いていたようだったが、それでも両親ともに「良いんじゃない。」という反応だった。父はもともと転職を繰り返す人で、母は若い頃とにかく仕事を辞めたい人だったらしい。そのおかげかはわからないが、父は「違う仕事できるならいいじゃん!羨ましい!お父さんはもう転職できないからな〜」と言っていたし、母は「1社目の時みたいに、行けなくなって精神的に崩れてから辞めるんじゃ遅いから良いんじゃない。」と言っていた。

 

今の職場は2社目で、新卒で入った1社目の会社は、4ヶ月で辞めている。ある日仕事に行こうとしたタイミングで涙が止まらなくなり、お休みをもらい、そのまま辞めてしまった。辞めた後は実家に戻ったから、朝起きてベッドから動けず何もできない私を母は見ていたので余計だと思う。(結果的に3ヶ月くらいで社会復帰はしたけど)

1社目を辞めた経験があるから、転職先を決めずに辞める時は仕事にいけなくなる時だと思っていた。だから、朝しんどいなって思う日もとりあえず行けるところまで行ってみよう、という気持ちで出社し続けていた。行けなくなったらやめよう。その指標が誤りであると、母に言われて気付いた。行けなくなってからでは遅い。

 

その日の夜、私は仕事を辞めることを決めた。

 

翌日、決意の揺らがないうちに主任に退職したい旨を伝えた。主任には過去、転職したいと思っていることを話していた。一瞬だけ驚いてから、「そっかそっか。まあみずさんの人生だから止めないし、私がいうのもなんだけど、決心できたなら年齢的にもベストだと思うよ。寂しくなるけどね。」と言ってくれた。

その後部長にも伝えたが、案外渋い反応をされてしまった。4月に着任したばかりの部長だが、半年間過ごして気になっていた部分、これから改善していこうと思っていた部分が私の退職理由として大きかったことがショックだと言っていた。でも最終的には部長も「まあ人の人生だからなあ…」と言っていた。話していく中で、半年しか見ていないのに私のことを評価してくれていて、その話を聞いた私は泣きそうになってしまった。人事評価制度がなく、それに伴う昇給も見込めないうちの職場では、自分の評価を知るタイミングすらなかったから。見てくれてる人がいる、褒めてもらえる、認めてもらえることがこんなにも嬉しいことだとその日私は初めて知った。

 

その後何度か部長と話し、1月末に退職することが決まった。

12月の中旬から有休消化に入る予定。とにかく人が足りていないので引き継ぎもままならないし、おそらく有休消化に入る直前まで今持ってる仕事をし続けるんだろうな……。現状は残業三昧なので、ひとまず有休消化に入ってから今後のキャリア、転職について考え、動くことにした。

人より多い業務量も、訳の分からないクレームや問い合わせも、辞めることが決まっているというだけで、こんなにも心穏やかに過ごせることに今はただただ感動している。

 

私は今年で27歳になる。30手前だし、今また同じような仕事についても何も変わらない気がするので、真剣に今後のキャリアと人生を考えていこうと思います。

 

いろんなことを考えてずっとつまらない、不満まみれの仕事の日々を生きてきたけど、私の人生を楽しくできるのは私しかいないので、全力で楽しめる人生はしていきたい所存です…。

アラサー(体力なし)がひとりで高尾山に行って来た話

10月16日はお休み?」

『休みです。』

「あら!ならよかった!その日に西の方角に行くと良いんですよ。今年のあなたは西が吉方だから!そこでお守りとか、ハンカチとか、まあなんでも良いんだけどそういうのを買って、持ち歩くと良いですよ。」

 

先日、占いでそう言われたのがきっかけだった。

 

今年27歳になる私は、周りに恋人ができ、同棲を始め、或いは結婚する友人が急に増えてきた。

私は人と一緒にいないと無理!ってタイプではない。むしろ一人の時間がないと無理なタイプで、彼氏がほしい〜〜〜!!!という感情なのかは分からないけど焦りと将来への不安、パートナーと楽しそうに休日を過ごしている友人達がなんとなく羨ましくて、マッチングアプリ、街コン、出会いを求めて色々頑張って来た(つもり)が、今のところ成果はゼロ。

 

つい先月も、マッチングアプリで知り合い、5回も電話をした人(しかも毎回3時間くらい電話してた)と、やっと会えたというのに、その1回きりで終わってしまい、色々と疲れ果てていたところだった。

以前友人が当たるよ!とススメてくれた占い師さん(過去2回占ってもらったことがあるが、確かに当たる…!)の元へ行き、そこで冒頭の会話に戻る。

 

西と言われても具体的に思い浮かばなかったが、Google Mapを見ていると高尾山が西方面にあることに気づいた。高尾山には、過去3回、同じ友人と登ったことがある。高尾山にはハイキングコースが複数あり、その中の一つ、1号路はコンクリートで整備されており、登山の動画を揃えていない初心者でも登ることができる。過去3回とも1号路で登ったが、体力のないアラサーは登山開始10分で、やはりリフトを使えばよかったと後悔する始末。でも山頂にたどり着いた時の達成感のためだけに1年に1回ほど友人と登っていた。

土曜日だし、混んでるかな…。まあ、行ってみて、混んでたらささっとリフトで上がって何か買って、ささっと降りて来て麓の温泉に浸かって帰ればいいか!

 

ということで高尾山に。

 

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なめてた。本当に混んでた。天気もそんなに良くなかったのに……。過去3回登ったときは、いずれも平日に有給を取り、登っていたから土日の混雑を知らなかったのだ。

 

リフトで登ろうか迷った。混雑してる中ひとりでヒーヒー言いながら登るの嫌だし。でもせっかく来たのにリフトで登るのがなんか悔しい気がして、結局リフト乗り場に背を向け1号路を一人で登り始めた。

 

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日頃から登山をしているような格好と足取りでもなく、ラフな格好でノロノロと一人で登ってるアラサー女は私ひとりだけだったよ!!!

山頂までの道のり途中にある薬王院(ちなみにリフト、ケーブルカーで登れるのはここまで)までなんとか登り、迷った末にとんぼ玉付きのおみくじを引いて、そのとんぼ玉をお守りがわりに持ち歩くことにした。

 

おみくじは中吉だった。

 

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めっちゃ頑張って登ったのに「待人 来ず。」で、もはや笑いそうになった。でも音信ありって書いてあるし、恋愛も良いって書いてあるからなんか良いことあるといいな!!!(圧)

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そのあとはちゃんと頂上まで登って、帰りはリフトで下りた。

これで良いことがなくても、ただ運動不足、体力不足の私がハイキングして少し健康になっただけだから、別に悪いこともないよね。

 

なんやかんや、また、ひとり〇〇の記録を更新してしまった1日になりました。

 

(ちなみにいままでの個人的1番キツかったひとり〇〇は、ひとり水族館です)